2018年2月27日火曜日

むし歯・歯周病を発症させない食事 ①

お茶


セイロン紅茶の研究で、お茶には0.32~1.69ppmのフッ素が含まれていることがわかりました。様々なポリフェノールが含まれています。その中でも特にカテキン、エピガロカテキン3-ガラートは、歯周病菌の細胞壁合成を阻害し、むし歯菌の酸産生を阻害するなど口腔保健に優れた効果があることが報告されています。




牛乳・乳製品


ミルクと乳製品からのカルシウム摂取を10倍にすると男性の歯の喪失割合が対照群の0.32倍に低下。乳酸菌数を調整した統計モデル場合、ミルクと乳製品からカルシウム摂取を10倍にすると女性の歯の喪失割合が対照群に比べて大幅に低下。(デンマークからの報告)

Adegboye AR et al. Nutrition. 28:779-84, 2012




参考文献:歯科医院で実践する栄養指導・保健指導の実際 花田信弘


福岡県柳川市の石井歯科医院


お口や歯の悩みについてお気軽にご相談ください。

ご予約・お問い合わせは

TEL : 0944-73-7792

2018年2月8日木曜日

歯を守る栄養学とは:WHO紀要

Paula J.Moynihan l ,Bulletin of the World Health Organization 2005;83:694-699

1 低栄養は歯周病を悪化させる

2 抗酸化物質(ビタミンC、ベータカロチンとビタミンE)は、歯周病の予防因子

3 ビタミンB群欠乏症は、舌炎、口唇炎と口角炎

4 低栄養は壊疽性口内炎の危険因子

5 ビタミンCは口腔がんの予防因子

6 やけどするほど熱い飲食物と炭火焼の食品は口腔がんの危険因子

7 全粒穀物、野菜と果物(特に柑橘類)は口腔がんの予防因子である

8 ビタミンA、ビタミンDおよびタンパク質の欠乏はエナメル質減形成と唾液腺萎縮

9 クエン酸、リン酸、リンゴ酸、酒石酸、シュウ酸および炭酸など食品あるいは飲料中の酸は酸蝕症の危険因子

10 佐藤はう蝕症の最大の危険因子

11 チーズと牛乳(カルシウム、リンとカゼイン)はう蝕症の予防因子である

12 全粒穀物、ピーナッツ、硬いチーズとチューインガム(砂糖なし)はう蝕症の予防因子である

 

歯を守る栄養学はこれからの歯科界の重要なテーマです。

 

福岡県柳川市の石井歯科医院


お口や歯の悩みについてお気軽にご相談ください。

ご予約・お問い合わせは

TEL : 0944-73-7792