2017年5月17日水曜日

タバコと歯周病って関係あるの?

喫煙は歯周病のリスクファクターです。

リスクファクター:ある特定の疾病(disease)に寄与する危険な要素
NHANES(米国の健康と栄養に関する全国調査)をもとにしたScottら(2000)の研究によれば
喫煙者は非喫煙者に比べ歯周病にかかりやすく
さらに喫煙本数が多いほどリスクが増すことがわかっています


歯周疾患の進行速度は、Bolinら(1993)の研究によると
喫煙者は非喫煙者に比べ2倍速く、喫煙した被験者は喫煙を続けたものに
比べ進行が遅くなることを報告している


Kaldahlら(1996)の研究では喫煙本数による差がなかったことから
喫煙本数を減らしても影響はなくならないことが報告している
過去の喫煙者と非喫煙者に差がないことから
禁煙すれば影響がなくなることを示唆している

上記引用:歯周病岳の迷信と真実 (著 関根愉・小牧令二)

歯周病治療の効果をよりひきだすために
禁煙することはベストな選択です
喫煙は歯周病だけでなく
お口の中でいろいろなトラブルを引き起こします
歯科治療をきっかけに禁煙を考えるのもおススメです。

福岡県柳川市の石井歯科医院


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